こんにちはポテコです。
台湾のPCケースメーカー「IN WIN」から2016年の6月に発売となった「Chopin」というPCケースを使って最近のハイエンドPCを自作するプランを提案してみます。
筆者は13年間ずっとMacをつかっていたので、まだWindowsにいこうして3か月もたっていません。なので、比べるハイエンド機といったらいまだにMacBook Proシリーズなのです。
きっとガジェット好きの方にはApple製品が好きな方が多いと思いますので、比べやすいかと。
MacBook Proのベンチマークの参考はこのサイトからの引用になります。
PC Watch様 「MacBook Pro 15インチは13インチ版の1.4倍の価格だが2倍以上の性能」
実際に組んではいないので、動作の確認はできていないです。もし参考にして購入される方は事前にショップにて動作の確認などおこなってから購入してください。
今日はそんなお話です。
「Chopin」の特徴
この「Chopin」はとてもコンパクトで、スタイリッシュです。アルミのフレームはかなりの高級感があり、たしかな所有感を満たしてくれそうです。
自作PCの中ではめずらしいデザイン性が強いモデルです。
A4サイズの雑誌を一回り小さくしたサイズ。
大きさは横幅が8.4cmで高さが24.4cm、奥行きが27.5cmしかありません。
A4サイズの雑誌よりも幅が3cm程度、高さが2cm程度小さいサイズ間です。ディスクの隅っこに置いておいて邪魔にならない大きさです。
重さも2.2キロと一般のPCケースよりも随分軽量ですが、しかりとした重量感でちょうどいいのではないでしょうか。
写真のように横置きにも対応しています。
フロントにはUSB3.0のポートを2つとイヤフォンジャックとマイク、電源ボタンを備えています。
150Wの電源が付属。
これがこのケースの最大の魅了です。電源ユニットがはじめから付属しています。電源のグレードは80 PLUSブロンズとまずまず。
電源を買わなくてよいので初期投資がかなり抑えることができます。その分150Wと自作PCではかなり非力な電力です。
もともと省電力の構成で組めば問題なく使えると思います。
多くの自作PCの場合、サブPCとして使用されるであろうケースですが最新のCPUを使えばハイエンド使用にできそうです。最新のIntelのCPUでは省電力で高い処理能力があるモデルが多数あります。
これらをうまく組み合わせれば150Wという電源であっても高い処理能力と高速な起動が可能です。
Chopinのデメリット「ファンの音」がうるさい?!「3.5インチHDD」が内蔵できない!!
エアフローがメッシュ部分のみで、ケースを密閉していません。よってCPUファンの音が直接聞こえてしまいます。
よって高い消音性にすぐれたファンをつける必要があります。CPU付属のファンでは高負荷時にわりと耳障りな音がしそうです。
また3.5インチのHDDが内蔵できませんので、起動ドライブをSSD、データドライブをHDDというコスパにすぐれた構築ができません。
ドライブにはある程度お金がかかりそうです。
基本構造は200シリーズのチップセットH270 と、もっとも美しいCPUクーラー。
今回の基本構造はハイエンド使用からWebやメールが中心の使用まで3パターンの構成でいきます。
すべての組み合わせに共通しているのは以下のパーツです。
OSはWindows10 HomeのDSP版を使います。
CPUクーラーは美しすぎるロープロファイルのFN1059をチョイスします。これは高さがとても低く組みあがった姿がとても美しく仕上がります。
何回見ても美しい。これ考えた人天才。このファン見るためにケースを開けたくなりそう。
マザーボドはASRock H270M-ITX/acを固定します。このマザーボードはWi-Fiが内蔵されていて別途購入しなくて便利です。
それと最新のM.2がフロントに設置できるので、冷却性能もよさそうです。
ではいってみよー!!
IN WIN のChopinで作る「ハイクリエイティブPC」
目指したのはハイクリエイティブPCです。Photoshopやillustratorでいくつものレイヤーを重ねても延滞がなくストレスフリーなPCです。
OSやアプリがとてもスムーズに立ち上がり、あなたは次々とアイディアを形に変えていくことでしょう。
もちろんフルHD動画のエンコードも高速。ベンチマーク想定で9000を超えるその性能は最新のMacBook Pro13インチのほぼ倍のスピードで処理が可能です。
すべてのクリエイターに送る最高の性能をこの美しいケースで実現します。
マザーボード「ASRock H270M-ITX/ac」の性能
- 4K動画をサポート
- より高速なM.2を追加可能
- Intel Optane Memoryを3月末から使用可能
- VRに対応
- トリプルモニターに対応
- SSDをRAIOで2つのSSDを一つの大きなSSDにしたり、2つのSSDをミラーリングして同じデータをコピーさせてバックアップさせたりできます。
これだけの拡張性と高性能は最新のIntelのチップセットを搭載したマザーボードのおかげ。最新のCPUに最適化されたチップセットでKaby-Lakeのポテンシャルを最大限に引き出します。
最近のMac製品にはない拡張性。とてもうれしい。
M.2が前面についているモデルはこのMini-ITXではとても少ない。Macbookにも採用されているThunderbolt3が搭載されているマザーはひとつしかないかったですが、M.2が背面にありこのPCケースでは発熱問題が心配なので必然的にこのメーカーのモデルになります。
CPUは最新の最高スペック「Core i7-7700T」をチョイス
ここではKaby-Lake最高スペックのCore i7-7700Tをチョイス。4コア8スレッドという高い性能で最大3.8GHzで動作します。
これだけのパワーを出しながら35Wで動作が可能というから驚きですね。
ベンチマークテストでは9000をマーク。
T付きモデルではなく、K付きのCore i7-7700Kでは12000オーバーの高クロックですが、消費電力が91Wとこの電源では支えることができません。
電源の関係で最高のCPUではないにしろT付きモデルでは最高のスペックとなるCPUです。
メモリは高速なDDR4-2,400MHz!!
メモリはより高速なDDR4をチョイス。2,400MHzの高速動作が可能だ。これによりアプリの立ち上げなどがとてもスムーズになる。
メモリも16GB積んでいるので、重めのアプリも複数開きながら作業をするのも快適だ。もしメモリ不足を感じたら最大32GBまで増やすことが可能だ。
MacBook Proではメモリが電力の関係で16GBまでしか増やすことができない。またメモリの規格もDDR3の2,133MHzとひと世代前だ。
ストレージは最新のM.2
SSDは最新のM.2をチョイス。通常6Gb/sの速度で読み書きしていますが、その5倍以上の速度で読み書きできるM.2をチョイスします。
まさに次世代のSSDで、Macに搭載されるには随分かかると思います。
32Gb/sでアプリを出したり入れたりできるので、超高速です。ですがこのSSDには欠点もあります。それはとても高温になるということです。
このケースではファンがCPUファンのみになるので、どうしてもフロントにあるモデルがいいので、今回はこのマザーにしています。
まだ正式になってませんが、Intelの新しい技術のIntel Optane Memoryが使えます。簡単にいうとSSDのレイテンシー(遅れ)を10分の一に抑える技術でとってもとっても早くデータの出し入れができるようになる新テクノロゾーです。
まだ詳しくどのSSDでどうやって使えるのかわかりませんで、いまのところは待ちですが200番のチップセットにはすべて入っているので何かしらあるのだと思います。
合計は¥117,632-(税込)2017/02/26 現在
OS | Windows10 Home | \12,666 |
マザーボード | ASRock H270M-ITX | ¥17,582 |
CPU | Core i7-7700T 2.9GHz BOOST3.8GHz8Mキャッシュ4コア/8スレッド | ¥41,661 |
SSD | Samsung 250GB 850 EVO | ¥9,980 |
メモリ | DDR4-2400 CFD 8GBx2 | ¥14,018 |
CPUクーラー | ロープロファイル FN1059 | ¥4,818 |
PCケース | IN WIN Chopin | ¥11,087 |
ハイクリエイティブPCなので、ディスプレイは4Kがおすすめ。その他はキーボードとマウスを買えば大丈夫です。
筆者のおすすめの4KディスプレイはLGのベゼルが細いモデルです。単純にかっこいいのと性能がいい。
結構人気なので、品切れの期間が多いですね。
ベゼルが太くてもいいならもう少し安いモデルもあります。
私みたいに一度に3サイトを表示させたいとか、A4サイズの雑誌を見開きで表示させたまま、その他の情報も表示させたいなら、ウルトラワイドモニターがおすすめ。
27インチのiMacを買うなら、このハイクリエイティブPCに34インチのウルトラワイドモニターを買う方が幸せになれると思います。
21.5インチのiMacでもどうとうです。このセットに27インチの4Kモニターを買う方が幸せになれると思います。
IN WIN のChopinで作る「クリエイティブPC」
先ほどのセットとは違いがあるところだけ説明します。
- CPUはCore i5-7600Tベンチマークは7300
- メモリは4GBx2の8GBへ
- ストレージはM.2から通常のSSDへ
CPUはCore i5-7600Tへ変更しています。ハイクリエイティブPCに比べて、スレッド数に違いがあります。半分になって4コア/4スレッドへこれでもまだMacBook Proに比べても2コア多いので十分な性能です。
メモリは差をつけるために8GBにしましたが、もちろん16GBにしてもいいですよ。
ストレージも同じです。差をつけたほうがいいと思ってSSDにしました。実はM.2はまだ定着していない新しい技術なので、OSもアプリも追いついていません。
なので、さほど違いがあるかというとひとによる感じです。また今回チョイスしたSamsungのSSDもとても高速なので、ぜんぜん満足できると思います。
合計は¥92,317‐ 2017/02/26現在
変更があったとこだけはっておきます。
それと通常のクリエイティブPCなので、ディスプレイはフルHDでいいかと、だた27インチのほうがより作業はしやすいので、インチは27インチがおすすめです。
iMacの21インチ買うなら、断然このセットのほうがおすすめです。
IN WIN Chopinで作る「ハイコスパPC」
今回はブロガーさんなど、Webが中心でたまーに画像を加工したりする人向けの「ハイコスパPC」です。
ここが一般的だと思います。
- CPUはG4560
- メモリは4GB
- SSDは128GB
- マザーボードをB250に変更
これでも十分な高性能です。ベンチマークでは5000を超えているので、これでやっとMacbookProと同じ性能。ともに2コア/4スレッドです。
G4560のほうが4Kなどのサポートもあるのでの、すこしアドバンテージはあります。少し心配なのはCPUがT付きではないにで、消費電力が大きいです。
54Wと大きいので、このCPUのままメモリを16GB以上にしたり、SSDを2つ以上つけるのはするは電力不足になるかもしれません。
M.2をつけてもいいのですが、よりコスパを求めて、MSIのB250I GAMING PRO ACに変更しています。
もしM.2を使ってみたい方は、マザーボードを先ほどのものに戻して、CPUをi付きのモデルにしないといけません。
このモデルが最安値のi3モデルのT付きタイプです。
合計は¥62,784‐ or \81,895- 2017/02/26現在
コスパモデルですので、G4560を中心としたハイコスパです。安いですね。これで処理能力だけはMacBookProを超えています。
もう一つのモデルはM.2をいかす仕様です。正直Core i5と変わらなくベンチマークが2000以上違うのこれにするなら「クリエイティブPC」がおすすめです。
コスパモデルでは文章やWeb、メールなどが中心ですので、モニターは23インチモデルで十分かと思います。
だいたい¥15,000程度で販売されていますので、スピーカー付きにするのか別売りにするのかで選べはいいと思います。
それでも¥75,000でこれだけの高機能なPCが手に入るのですから、すごいですね。もっと早く自作PCに出会いたかったです。
まとめ
今回はこちらである程度選んでみましたが、ストレージの内容やCPUのグレードなどは自分で調整してみてください。
- ハイクリエイティブPC ¥117,632‐
- クリエイティブPC ¥92,317‐
- ハイコスパPC ¥62,784‐
選ぶディスプレイなどで価格差は大きく開いていきます。例えば「ハイコスパPC」でスペックはいいけど、Huluなどの動画サービスをよく見るから4Kディスプレイのほうがいい。といった人もいるでしょう。
その場合でも4Kディスプレイを入れても10万円と少しとかなりコスパがいいです。また購入後やはりCPUパワーがもう少しあった方がいいと感じればCPUを交換したり、メモリを増築したり、ストレージをより高速なものに変更したりと調整がききます。
かなりの自由度が魅力的です。
みなさんの思い思いのPCを組んでみてはいかがでしょうか?
筆者はハイコスパPCのH270 マザーボードで組んでみようかと思います。
それではまたこの次まで!
ここで紹介させていただいているベンチマークや性能の差ですが、筆者がWebなどで集めた情報をもとに作成しています。よって事実とは異なる内容があることもご了承くださいませ。もし記載まちがいなど気になりましたら、Twitterや問い合わせフォームからお知らせくださいませ。ご購読ありがとうございました。